今、デイリースポーツの「人間再発掘シリーズ」で連載されており
今日の時点でROUND16?まであり、今後どこまで続くのかは定かではない。
なぜなら、コチラではデイリースポーツが売ってないから・・・。
よって、他人様のブログをコソコソのぞき見して一人で楽しんでるんですが
その中の、ROUND10「遺品の中から出てきた 父が書いた小学校への手紙」
の記事を、今日中に皆さんにもご紹介したいなぁと思いまして。
私は最近、こんな事を思うのですが「駄目な子を探して来い」と言えば、大勢いるように思いますが、不思議な事に「取り得の無い子を探して来い」と言えば、とても難しいのではないかと思います。大人の好みで、あの子は駄目な子だと決められている子供が大勢いるのではないかと私は思います。 今、非行が問題になっていますが、その子が悪いのではなく、大人たち親の責任です。自分はどうなのか、自分をよく知る事が必要ではないかと思います。が、私も自分がよくわかっていない人間の一人です。
子供は面白いもので、この子はこれが短所だと思って見ていた事が、よく考えて見ていると、それがその子の長所である場合もあります。欠点が必ずしも欠点とは限りません。また、何か優れた才能のある人には、人の道に外れたような欠点を持っている人がいます。子供も欠点の多い子、大きな欠点のある子は、何か素晴らしい才能を持っているかもしれません。「道によって賢し」という言葉がありますが、子供でも最も関心を持っている事や何か一つの事をずっと続けている子は、その事に関しては大人以上の知識や能力を持っている子もいます。
自分の好みで子供を見ないで、いろんな知識を持って子供を見てやってほしいものです。それで将来の方向付けをしてやれれば、尚良いのではないかと思います。(本人が見つけるのが一番良いのですが)
この前うちの子が「僕はバカかなあ」と私に聞きました。私は「おー、バカじゃ」と言いました。「でも、お前はバカにはならないかもしれない。お前は今やっている事があるから。人間何も無い人、なんの努力もしない人が馬鹿になっていくんだ。」と言いました。
何か一つの事を一生懸命している人は、自分のしている事から物事を考えたりするので、それから考える知識だけでも凄いもんだと言って聞かせました。うちの子は勉強の成績はビリから一番ですけど、それも又いいじゃないかと思っています。今のとこ、私にはとても素直な子です。これから先もそうだと思います。私は、子供が考えている事がほとんど分かります。子供は「どうして僕の考えている事や思っている事が分かるん?」と聞いた事があります。私は「お前の親だから」と答えました。子供は、自分をずっと見ていてくれる人がいれば、あまり変な方向には行かないように思います。
粂二さんが書かれたこの手紙の内容は
過去にテレビ番組でも紹介された事があるとは思うけど
改めて読み返してみて、特に印象的だったのが
「これから先もそうだと思います」という一文に
辰吉親子の凄さを見た気がした。
今日、1月31日は父・粂二さんの命日です。